個人営業とは？仕事内容ややりがい、向いている人を解説

営業職を大きく分けると、個人営業と法人営業があります。
個人を相手にする個人営業は、なんとなくイメージできるけれどもどんな仕事か分からない人も多いでしょう。
ここでは、個人営業の仕事内容ややりがい、向いている人を解説します。これから営業職への転職を目指している人もぜひ参考にしてください。

個人営業とは

個人営業の仕事内容や、法人営業との違いを解説します。

個人営業の業務内容

個人営業とは、個人を相手にした営業を指します。基本的に営業マンそれぞれが担当するお客様に対して、自社の商品やサービスを売り込むのがおもな業務内容です。

個人のお客様を対象としているので、お客様ひとりひとりに合ったニーズを把握して適切な提案ができること、自社の商品やサービスに対する深い知識が求められます。

法人営業との違い

個人のお客様を相手にする個人営業のほか、企業を相手とする法人営業があります。個人営業と法人営業の違いは、規模や金額の大きさ、取引のスピードのふたつです。

・規模や金額の大きさ
同じ商品やサービスをあつかっている場合でも、個人営業と法人営業では規模や金額が異なってきます。個人営業はその人や家族分だけ購入するため、取引する商品の数や金額は小さいです。法人営業は企業全体で使う分を購入するので、取引する商品の数や金額が大きくなります。

・取引のスピード
個人営業は営業活動をしている個人が決定権を持っているため、取引のスピードが早いです。購入しない場合はすぐに破談となり、購入する場合はその場で即決となります。法人営業は購入や契約に、上司の承認などが必要です。取引が破談になるか、契約に至るかまで時間がかかります。

個人営業のやりがいとは

個人を相手にする個人営業だからこそ、いろいろなやりがいがあります。個人営業のやりがいを解説します。

頑張りが給与に反映されやすい

個人営業は取引スピードが早いことと、個人が相手のため何人ものお客様のもとへコツコツ足を運ぶ努力が必要です。お客様のもとにまめに足を運び、信頼を勝ち取って売り上げや契約につながったとき、大きな達成感が得られるでしょう。

売り上げや契約数が反映される営業職だからこそ、自分が頑張った分だけ目に見える給与にも反映されます。頑張った分だけしっかり稼げるのも、個人営業の大きなやりがいです。

お客様からの感謝の言葉が達成感につながる

個人営業は多くのお客様と接する仕事です。仕事を通じてお客様から直接感謝の気持ちを聞く機会も多くなります。自分の仕事で人から直接感謝されることが多いため、大きなやりがいにつながるでしょう。

個人営業に向いている人とは

やりがいも大きい個人営業だからこそ、これからチャレンジしてみたい人もいるでしょう。これから営業職へ転職したい人のために、個人営業はどんな人が向いているかを解説します。

ヒアリング力がある

個人営業は、お客様ひとりひとりの潜在的なニーズを掘り起こして、商品の売り込みにつなげなければいけません。そのときに必要となるのが、ヒアリング力です。とくに、保険商品やサービスなど形のないものを取り扱うとき（無形商材）は、相手は商品やサービスに対する必要性を具体化できていないことが多いです。そのため、潜在的なニーズを掘り起こして、ひとりひとりに応じた提案ができるようにヒアリング力が求められます。

個人のお客様を相手とするため、クレームを直接受ける立場でもあります。お客様からのクレームもしっかりと聞き、今後の課題にするとともにお客様が何を求めているかを掘り起こさなければいけません。

お客様の話をしっかりと聞くとともに、何度も足を運ぶなどのまめさも求められます。

課題発見力がある

ヒアリング力と同じく、お客様ひとりひとりの潜在的なニーズを掘り起こすために必要なのが課題発見力です。お客様が気づいていない悩みや課題を見つけて、解決するための方法として商品やサービスを売り込むために、課題発見力が求められます。

コミュニケーション能力がある

個人のお客様と円滑なコミュニケーションを取るための能力は必須です。ヒアリング力や課題発見力が高くても、感情的になったり、一方的な押し付けをしたりすれば、当然お客様は離れてしまいます。お客様との間に信頼を得てからが本格的な営業活動がはじまります。そのためにも、コミュニケーション能力は個人営業では必須です。

また、個人営業はいろいろな年代の人と接することになります。若い人が苦手、年配の人が苦手など、年代による苦手意識がなく、いろいろな年代の人と分け隔てなく話ができるコミュニケーション能力の高い人は、個人営業に向いています。

まとめ

個人営業は法人営業と異なり、個人を相手とする営業マンです。取り扱う商品やサービスの規模や価格は小さいですが、その分取引スピードが早いため、何度も契約を勝ち取れるチャンスがあると言えます。頑張った分だけ給与に反映される、お客様から直接感謝されるなどやりがいも大きいです。

個人のお客様の心をつかむために、ヒアリング力や課題発見力、コミュニケーション能力が必須となります。これらに自信があれば、ぜひ個人営業を目指してみましょう。

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